apakabar_kabarbaik’s diary

日本語教師についてのつれづれです。

四谷大塚の教材

日本語教師になる前の昔々、
塾で講師をしていた時期がありました。
(体育会系なノリが合わなくてすぐやめた(>_<) )

そこで中学受験の国語と社会を教えておりました。

中学受験で有名な「四谷大塚」の教材を使っていたのですが、そのエッセンス、今の仕事にも生かせないかなって思うんです。

ここでは国語に絞ってお話します。

読解ですが、小4のときの簡単めから1週間に2~3題ずつ解いていきます。

物語文、説明文、詩など・・・

これを螺旋状に何回も解いていき、小6の最後には高校受験並の読解力がついています。

ちゃんと毎回「このタイプはこんなキーワードに気をつけましょう」みたいな説明はついていたと思います。忘れた頃に同じようなことが書いてあるんです。

私も国語は苦手科目ではありませんが、中学受験の難関校の問題はちょっと本気にならないと解けない。

「○○字以内で説明しなさい」問題はどのくらい部分点がもらえているのか、自信がありません。

スモールステップで、お子ちゃまが大人の思考力を身に付けていくんですね。



慣用句とかことわざとか文法も螺旋状に何回も出てくるように、読解問題と並行して出てきます。

4年生では基本的な慣用句やことわざ、文法など。

5年生では4年生で習ったことを復習しながら+α

6年生ではそれまでの復習+α

重要なことは繰り返し復習復習して定着させていきます!


もっといえば、受験勉強に入る前のプレ段階(3年生以下)でも、慣用句やことわざ、文法等さわりで触れています。

難しいことを難しいと思わせない講師側の手腕も問われます。


勤務校では「大人が相手」のスタンスで、1回教えたことの復習と反復は本人に任せるスタンスですが、もう少し全体で同じことを復習する方が底上げできるのかも・・・と思う今日この頃。

まぁ、勉強面の自立性からいったら、小学生レベルだと思って教えた方がいいのかも・・・。

※決して学習者の人格を否定するものではないので、ご理解ください。

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